米国美術 Updated:2009/06/07)
  • 米国の文化政策
    • 工藤安代(2009)『パブリックアート政策:芸術の公共性とアメリカ文化政策の変遷』勁草書房、2009年:
    • Frederic Martel(2006)"De La Culture En Amerique"(根本長兵衛・林はる芽訳『超大国アメリカの文化力:仏文化外交官による全米踏査レポート』)岩波書店、2009:
  • 米国美術
    • ★★Neal Gabler(2006)"Walt Disney"(中谷和男訳『創造の狂気:ウォルト・ディズニー』ダイヤモンド社, 2007年:何寝にもわたり、ディズニー社の内部深く資料を探索し書き上げたディズニー伝記の決定版。ディズニーの人柄、その創造にかける意気込みから生じる、スタッフも含めた周りの人々との衝突、ディズニーの死に至る期間までの、綱渡りのような資金繰りなどが赤裸々に映される。ディズニー物以上に、事業の立ち上げ、一つの分野の確立に至る、戦いの本質を見せている。
    • ★★★『アメリカ絵画の本質)』 佐々木健二郎、 文春新書020、1998年12月、261頁;ウォーホール以降の現代美術以外はあまり知られていないアメリカ絵画。特にフォーク・アートともいえる独立・開拓時代の作品はヨーロッパの伝統的な技巧・精神から見ると非常に稚拙なものとも見られている。しかしその流れを見ることにより、かつてない考えに基づいた新しい国が、そしてそれを構成する人々がどのように発展して行ったかが垣間見れる。ニューヨーク滞在の画家としても活動している著者が、一人一点という形で27人の画家を紹介した逸品。同時期の日本の画家たちがこれらアメリカの画家たちに与えられたと同様の刺激をどのような形に具現したかと比べると興味深い(2003/6/8)
    • 海野弘カリフォルニア・オデッサイ6部作:グリーンアロー出版社
      • ★★『めまいの街:サンフランシスコ60年代』 2000年9月、312ページ:ヒッチコックの『めまい』をプロローグとして、ビートとヒッピーと言う、サンフランシスコの生んだ、二つのカウンター・カルチャーの潮流に迫る。1967年の夏、いわゆるサマー・オブ・ラブに頂点を迎えたこの感覚、その後の世界の文化に多大な影響を与えた、(2003/9/14)
    • アートとニューヨーク
  • 映画
    • [2008/2/15]★★★Lawrence Grobel(2007)"Al Pacino: In Conversation with Lawrence Grobel"(松浦伶訳『アル・パチーノ』キネマ旬報社)は、米国を代表する、舞台、そして映画俳優である、アル・パチーノを、パチーノが唯一信用しているインタビューアーであるグローベルが、なんと26年にわたり、インタビューしてきた集大成である。演じると言うことに真摯で、人生の複雑さを素直に受け止め、役者という職業から、深く人間とその感情を理解するパチーノとの驚くべき会話である。 多くの映画、演劇にかかわってきたパチーノが、最後に変えるのが、ブロンクス生まれの自分のNYとのかかわりと、人間を深く洞察し、その複雑な心理を提供してきた、シェークスピアだ。得てして反ユダヤ主義が流れるヴェニスの商人で、シャイロックを演じたパチーノは、穢れた金融家業に追い詰められた民族と、肉一ポンドを求めなければいけなかったシャイロックを、「自分をどうするかわからない落とし穴へ自分を追い詰めていった」老人と演じる。キリスト教に改宗するか、死かを迫られ、「それでよろしゅうございます」と改宗する、追い込まれ、生き残ったものの嘆きをみる。
 
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